院長コラム › イギリスは面白い(その1)

ハリーポッターの映画世界を体験できる施設が大阪ユニバーサルジャパンにできるようだ。

イギリスの面白さに気づくきっかけは、私の世代だとビートルズとジェイムスボンドだろうか。
歳上の世代だと、漱石、シャーロックホームズか、英文学部の卒論の定番シェイクスピアか、
コンラッドか。

だから、ハリーポッターが登場した時、(発想は、忍たま乱太郎だと思った)
「ホグワーツ行きの列車はキングスロード駅の9と4分の3番線のホーム」というギャグは大好きだが、
当時40歳代の私は仕事に追いまくられていて熱心な読者ではなかった。
子どもたちは1999年12月8日発行の第1巻から夢中になって読んでいた。あれは20世紀の終わりの
小説だったのかと、想いを新たにする。

イギリスの面白さには若い頃から気づいていて、英文学畑の吉田健一、林達夫、丸谷才一、林望の
エッセイは読み続けていた。