神「カミ」は上「カミ」に由来していると私は長く思い込んでいた。だから、頭の上に生える毛を「カミ」というのかと納得していた。ところが、神の「ミ」は乙類で、上の「ミ」は甲類で発音が異なり語源も異なる見解を最近知った。
ならば、神「カミ」の語源はなんだろうか?古代では神を「カム」といった。アイヌ語では「カムイ」だ。
縄文時代、歯と歯をあわせる「カム」が神の語源になったのではないか。食べる行為に神がかりを感じたのだろうと妄想している。弥生時代になり、中国大陸から稲作文化が伝わると「カム」が「カミ」に変化したのだろう。
神という漢字は「ネ」と「申」で 人が話すという意味をもつ。これも口に関係する。
大脳と口腔機能の進化は思考を言葉にかえ、人類をホモサピエンスにした。ただし、言葉が喋れるようになったせいで、のどが詰まるようにもなったが。
言霊は古代から日本人が持ち続けている信仰だ。
うむ、口腔神学を造り、もぐもぐ教の教祖になろうかしら。「噛みしめなさい。それが人生です。ただし、1日17分
30秒にしましょう。それ以上噛みしめ過ぎると交感神経緊張持続シンドロームになります。ああしんどロームです。」