ホームページの院長コラムをオリジナルなものにしなければと思いつつもアイデアがなかなか浮かばない。
自由にすればいいはずだが、あまりにも自由だと何も浮かばない。創造には圧力が必要なようだ。
実は、愛媛県保険医協会が月1回発行している「愛媛保険医新聞」で私は医師・歯科医師向けに無署名コラム
「大藪小藪」と署名コラム「自由自在」を担当し、もう20年ほどになる。これは会費を払っていただいているし、組織の役員としての義務感が圧力として執筆の後押しをしているからだろう。
その新年号での挨拶文が「寅彦~~」だった。400字の適当な長さだったからそのままホームページに転載
した。タイトルのつけ方の操作を間違えた「悲観~~」は2月号と3月号の削除部分をリサイクルしたものだ。「アンパンマン~~」は4月からの診療報酬が実質マイナス改定と判明したので、テーマを安部政権批判に変更した。これは機関紙としては正しい選択だったと自負している。準備していた「アンパンマン~~」原稿はボツにし、ホームページに移した。新年早々、院長コラムはゴミ箱化している。
ことほと左様に3篇ともオリジナル原稿ではない。
院長コラムの理想形を私は、司馬遼太郎さんの「風塵抄」に置いている。望みは結構高い。音痴が美空ひばりを目指すような身の程知らずかもしれないが、これが自分への圧力だとしている。
「風塵抄」の表紙には伊予絣の写真が印刷されている。司馬さんは伊予の地に生まれた人やその知性が創りだした物産が大好きだったようだ。
「伊予はイーヨ」は伊予市のキャッチフレーズだ。オヤジギャグは笑ってあげるのが道徳ボランテイアだ。今後もしばらくは試作品のナンじゃこりゃ文章やとんでもポンコツ文章が登場するかもしれない。どうかご容赦のほど・・・とブツブツぼやきつつ、わたしやぼなぼやしたわ。