院長コラム › 世界史の中の日本史

暑気払いで気ままなことを書いてみる。

 

大航海時代。ヨーロッパ諸国は覇権を争っていた。

ポルトガル→スペイン→オランダと推移していった。

これは世界史で習った。

その頃日本は戦国時代。戦国大名が群雄割拠していた。

天下統一は、信長→秀吉→家康と交代していった。

これは日本史で習った。

年代順に出来事を並べてみると、シンクロ二シティーを感じる。

1580年 ポルトガルがスペインに併合される。

1582年 本能寺の変 信長暗殺

スペイン主導の対外戦略となり、信長の評価が変化したのではないか。

スペインの暗殺関与は荒唐無稽な仮説だろうか。

1588年 スペイン無敵艦隊の敗北

1590年 秀吉天下統一

1592年 朝鮮半島出兵

無敵艦隊がイギリスに壊滅的な敗北をしたことをスペインは秀吉に伝えたのだろうか。

以降スペインは衰退していく。信長後継を承認する条件として、秀吉は明への侵略をスペインと約束していたのではないか。

1600年 関ケ原の戦い家康勝利

1602年 オランダ東インド会社設立

1603年 家康 江戸幕府設立

家康は無敵艦隊の敗北をオランダ人から情報を得ていた。スペインよりオランダを選択したのは、

国際情報処理能力が戦前の日本の指導者より優れていたのだろう。