1901年、クレタ海の海底の沈没船から奇妙な物体が引き上げられた。大小様々の歯車が重なった塊だった。アンテイキチラ島の機械と名付けられた。紀元前150年頃に製作されたものと推定された。以来百数十にわたる研究が始まった。
近年、天体の位置を表示するポータブルな機械装置であることが解ってきた。その発案者はアルキメデスとする説が有力になっている。
古代ギリシャにも日蝕や月蝕を不吉な前兆と盲信する主観的な一般大衆層と天文現象として客観的に法則性解明し、予知しようとするアルキメデスに代表される知的階級層がいたことが分かるだろう。
17世紀の科学革命の時代になっても、占星術を盲信する一般大衆層とニュートンに代表される知的階級層がいた。
現代においても同様であると私は考えている。
一般大衆層の代表は,新聞、テレビのマスメデイアだろう。
さて、知的階級層の代表は何だろうか?(つづく)